ダイヤモンド鑑定書を取り直したらグレードが変わってしまった

※本ページは、お客様から実際にいただいたお問い合わせを抜粋し、再編集して掲載しています。

鑑定書を取り直したらグレードが変わってしまった

鑑定書の基準について解説します。鑑定書の基準は変わることがあります。昔はそれぞれの機関が独自の基準で評価していたので、機関によってグレードが変わるようなこともありました。

「はい、ダイヤモンド買取電話相談室です」

「もしもし。少々お伺いしたいのですが、よろしいでしょうか？」

「はい、どういったことでしょうか？」

「実は先日、母からダイヤの指輪をもらいまして、1カラットの物なんですけど。その石には元々は鑑定書が付いていたのですが、紛失してしまいまして……。せっかくの機会ですし鑑定書を新しく取り直そうかと思いまして、鑑定書を発行している会社に持っていったんです。それで、保証書だけは残っていまして、そこにはグレードが書かれていたんですが、実際取り直した鑑定書を見てみたら、保証書にあったグレードと違ったんです。やっぱりダイヤモンドも長く使っているとグレードが下がるんですか？」

「確かに使用していて傷が付くなどの理由でグレードが下がることもごく稀にはございますが、おそらくこの場合は鑑定の基準が変わったことが原因でしょう」

「鑑定書の基準って変わるものなんですか？」

「はい、今までに何度か変更されています。基本的には厳しく変更されていますので、昔の鑑定書よりグレードが下がる場合もあるんですよ。ですが、決して石自体の品質が低下したということではありません。また、今は各鑑定機関の間での評価基準の違いは少ないのですが、昔はそれぞれの鑑定機関が独自に定めた基準で評価していましたので、機関によってグレードが変わることもありました」

「そうなんですね。だからグレードが落ちてしまったのか……。分かりました、どうもありがとうございました」

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