ダイヤモンドカットの評価について

※本ページは、お客様から実際にいただいたお問い合わせを抜粋し、再編集して掲載しています。

カットの評価が分からない!?

カットの評価について解説します。鑑定書にカットのグレードが書いていない場合があります。カットの評価はラウンドブリリアントカットのみ評価されるものです。

「はい、ダイヤモンド買取電話相談室です」

「ちょっとホームページ見たんですけど、鑑定書を見ていて分からないことがありまして、お尋ねしたいんですけど。よろしいですか？」

「はい、どのようなことでしょうか？」

「何か、カットのグレードというものがあるようなのですが、私の持っている鑑定書には書いてないんですよ」

「カットのグレードは、昔のものですと書いていない場合もありますね」

「いえ、先日買ったばかりなんですけど……」

「そうでしたか。カットの形状というところは何と書いてありますか？」

「オーバルブリリアントカットです」

「それでしたら、書いていなくてもおかしくはありません。ダイヤモンドのカットグレードは、ラウンドブリリアントカットのみ評価されるものですので、オーバルブリリアントカットなどそれ以外のファンシーカットの物については良し悪しを評価していません。またファンシーカラーダイヤモンドの場合、ラウンドブリリアントカットでも今のカット基準であるGIA基準ではカット評価をしないのが通常です」

「そうなんですか。この形の物はカットの評価をしていないのが普通なんですね」

「バランスの良し悪しはありますが、例えばフィニッシュの項目内に研磨状態と対象性という項目がありまして、そちらでも確認できます。あるいはオーバルブリリアントカットの場合は、縦横比が1.33～1.66：1が理想的とされています。ですがファンシーカットの場合、個々人で好みが分かれますから、どのバランスが良いとは一概に言えないのです」

「それでは、自分の気に入った形の物を買えばいいわけですね。安心しました。この石はちょっと縦長ですけど、かわいい形で気に入ってますので。どうもありがとうございました」

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